
こんにちは。「いちごのシニア通信局」です。
夏といえば熱中症──と思いがちですが、実はそれだけじゃないんです。
最近、TBS「健康カプセル!ゲンキの時間」で特集されていたのが、「夏の脳梗塞」。
この季節、熱中症や脱水症状が引き金になって、脳梗塞を発症する方が少なくないのだそうです。
私も人ごとではありません。
3年前、たまたま受けた脳ドックで「隠れ脳梗塞」が見つかりました。
自覚症状はゼロ。でも脳には、静かに痕が残っていたんです。
「隠れ脳梗塞」は、いったん起こると改善しないとも言われています。
放っておくと、次に来るのは“本番”の脳梗塞かもしれません。
そのことを知ってから、日々の暮らしに少しずつ気をつけるようになりました。
脳梗塞は“静かに”やってくる
脳梗塞というと、高血圧や不整脈の人がなるもの──そう思っていませんか?
でも実際は、「熱中症で脱水になった結果、血液がドロドロになって詰まりやすくなる」ことがあるそうです。
しかも、脳梗塞は「痛み」がないことが多い。
だから「なんとなく調子が悪いだけ」と思って放っておく人が多いのです。
そのうちに言葉が出にくくなったり、手足が動かなくなったりして、救急搬送…。
後遺症が残るケースも少なくありません。
ある日突然、「運命の分かれ道」
もし、あの日ちょっとした違和感を見逃さなければ…
ほんの少しでも早く病院に行っていれば…
脳梗塞は、“時間との勝負”なんです。
「おかしいな」と思ったとき、自分でうまく説明できなくても、スマホのGPSをONにしておけば、119番通報時に位置が分かります。
ひとり暮らしでも、声が出にくくても、助けを呼ぶ方法はあります。
「FAST」を覚えておこう
脳梗塞の初期サインを見逃さないために、ぜひ覚えてほしいのがこのチェックリスト。
F:Face(顔のゆがみ)
→ 笑ってみて、口元が片側だけ下がっていたら要注意。
A:Arm(腕のまひ)
→ 両腕を前に出してみて、どちらかが下がる・しびれる。
S:Speech(言葉のもつれ)
→ ろれつが回らない、言葉が出にくい、聞き取りにくい。
T:Time(時間)
→ 一刻も早く119番通報!
熱中症?それとも脳梗塞?
この時期、熱中症との見分けも大切です。
| 症状 | 熱中症 | 脳梗塞 |
|---|---|---|
| 意識 | もうろう、ぼーっとする | 意識障害が突然起きる |
| 痛み | 頭痛や吐き気を伴う | 痛みがほとんどない |
| 手足の動き | 全身にだるさ | 体の片側だけがしびれる・動かない |
特に「片側だけ」の症状が出たら、迷わず119番です。
日ごろの生活習慣が、未来を守る
「隠れ脳梗塞」は、知らぬ間にできてしまうもの。
だからこそ、ふだんの生活習慣がとても大切です。
・冷房をこまめに使って脱水を防ぐ
・水分補給はこまめに(お茶や水で)
・バランスの良い食事と適度な運動
・ストレスや睡眠不足をためない
・定期的な血圧や血糖のチェック
・そして、脳ドックなどでの早期発見
一見、当たり前のことばかりですが、継続することが何よりの“備え”です。
最後にひと言
「隠れ脳梗塞」が見つかったあの日、
「自分には関係ない」と思っていた自分に、今なら言えます。
「いざというときは、すぐにSOSを出すんだよ」
「ふだんの生活から、もう一度整えようね」
元気に過ごせる毎日は、何よりの宝物。
この夏、どうかみなさんも、“自分の異変”に気づいてあげてくださいね。

