膝は動かなくても記憶はすべる|白紫池で過ごした若き日の冬

えびの高原スケート場
えびの高原スケート場 引用元:みやざき観光ナビ

こんにちは、いちごのシニア通信局です。

えびの高原スケート場オープンのニュースにふれると、胸の奥にそっと懐かしさがこみあげました。
年齢を重ねると、季節の便りが“思い出の扉”を自然に開けてくれる瞬間がありますね。

今のわたしは、変形性膝関節症でスケートとは無縁。
氷の上に立つことはもうできないけれど、記憶だけはすいすいと滑り出します。


50年ぐらい前、白紫池(びゃくしいけ)が天然のスケートリンクとしてにぎわっていた時代がありました。
白紫池は、水深約1mの火口湖。冬場は凍結するため、1980年代半ばまで天然のスケートリンクとしてにぎわっていたのです。

白紫池がスケートリンクだったあの頃

昭和45年ごろの白紫池 引用元:九州地方環境事務所(アクティブ・レンジャー日記)

もちろん、今のように整った施設ではなかったでしょう。
手すりがあったかどうかも定かだは有りませんが、初心者のわたしは椅子のようなものを押しながら前へ進むのがやっと。

もちろん、スケート靴はレンタル、貸し出す建物もありました。

職場で出かけたので、男性の同僚たちが両脇から支えてくれながら
「行くぞー!」と引っぱられ、その勢いで氷の上を滑ったような、滑らされたような……(笑)

自分で滑った記憶はほとんどないのに、
澄んだ空気の冷たさ
青空のまぶしさ
大勢の人の歓声だけは鮮やかに残っています。

当時は、いったい何を着ていったんでしょうね。
今思えば、よくあんな格好で氷の上に立ったものだと、不思議で笑ってしまいます。

白紫池(奥に見えるのは六観音池)  引用元:えびの市観光協会ホームページ

今のえびの高原スケート場は“安心して楽しめる場所”に

韓国岳を望む 引用元:えびの市観光協会ホームページ

時代は変わり、えびの高原スケート場は設備も環境も整った“安心の屋外リンク”に進化しました。
白紫池は、雪道を登っていきましたが、えびの高原スケート場は、駐車場からも近い。

自然に囲まれたロケーションはそのままに、
手すりやレンタル用品がしっかりそろい、
子ども連れや初心者でも楽しめる場所になっています。
ニュースを見ると、11月29日のオープン日には、
待ちかねた家族連れや県外客などでにぎわっていました。

わたし自身はもう滑れませんが、
外から眺めるだけでも、あの頃の空気を胸いっぱいに吸い込めそうな気がします。


シニアにとっての“スケート場の楽しみ方”

滑らなくても、スケート場は心が動く場所になります。

  • 冬のひんやりした空気を感じる散策に
  • 孫のはしゃぐ姿を見守る時間に
  • 昔の自分を思い出す、小さな旅の入口に

できなくなったことを数えるよりも、
今の自分なりに楽しめる方法を見つける方が、心は軽くなります。


えびの高原スケート場・基本情報

  • 営業期間:例年 12月上旬〜2月下旬(予定:2026年2月23日)
  • 営業時間:9:00〜17:00(受付:16:00、天候で変動)
  • 場所:宮崎県えびの市 えびの高原
  • 料金目安
     ・入場料:大人1,000円前後
     ・貸し靴:800円前後
  • 特徴
    ・国内でも珍しい“自然の中の屋外リンク”(日本最南端)
    ・レンタル完備
    ・天候により営業変更あり(事前確認が安心)

※最新情報はえびの市公式サイトをご確認ください。


滑れなくなった今こそ、思い出が輝く

膝が思うように動かなくなっても、
記憶の中では、あの白紫池の氷の上をすいすい滑っています。

スケートができないことを残念に思うより、
「こんな思い出があってよかった」と感じられる今の方が、ずっと豊か。

冬の便りがくれた、静かであたたかな贈りもの。
えびの高原のニュースは、そんな記憶をやさしく呼び戻してくれました。


今日のシニアのひとこと
「体は止まっても、思い出は自由に滑り続ける」

この冬、心の中だけでも、もう一度あの白紫池へ滑りに行ってみませんか?

プロフィール
このサイトの管理人
いちご

元校長、今、“バリバリのシニア女子!”
人生は「一期一会」!
今は、校則も時間割もない毎日を満喫しながら、ブログに挑戦!
笑って転んでまた笑う。人生の通信簿に『ワクワク賞』がもらえたらうれしいな。
「シニアの日常に、ひと粒のワクワクを!」
モットーは、“老いても笑えば、日がまた昇る”。
どうぞよろしく!

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