
こんにちは、いちごのシニア通信局です。
散歩の途中、ふと目に入った葉っぱに足を止めたことはありませんか? わたしも先日、道端でそんな小さな出会いをしました。よく見ると、本来は緑一色のはずの葉が、まるでレース編みのカーテンのように穴だらけになっていたのです。
「これはいったい何の草? そして、誰が食べたんじゃろか?」
そんな好奇心に火がついて、いちごの調査が始まりました。
ポンポン草との再会
この草は、イラクサ科カラムシ属の「ヤブマオ」。地域によっては「ポンポン草」と呼ばれています。
名前の由来は、子どもの頃に葉っぱを丸めて叩くと「ぽん!」と音がしたこと。野遊びの一つとして親しまれてきた草だからのようです。
実は子供の頃はラミーと呼び、この草をわが家は栽培していました。繊維をとるために植えられていたのです。
当時も葉っぱは虫に食べられていたのかもしれませんが、子どもだったわたしは毛虫に目を奪われただけで、葉の模様など気にも留めていませんでした。
葉を食べた犯人は?
調べてみると、今回レース模様を描き出した犯人は、どうやら コガネムシの成虫。
夜になると茶色いコガネムシが群れをなしてやってきて、葉っぱをパリパリ。
その跡が見事なまでに穴だらけの模様となり、思わず芸術作品のように見えてしまいます。
ときどきガやチョウの幼虫も加わりますが、主役はやはりコガネムシたち。
子供の頃目にした毛虫は、ガの幼虫だったのでしょう。
シニアになって見える“自然のアート”
子どもの頃は「毛虫がつく草」くらいの認識しかなかったのに、シニアになった今は「なんて粋なレース模様!」と感じられるから不思議です。
庭の花や野菜なら頭にくる食害も、道端で見ると「これも自然の営み」と思えてしまいます。
虫が生きるために食べ、草が食べられ、そして人間はそこに驚きや学びを得る。
葉っぱのレース模様は、虫たちが残した小さなアート作品。
腹立たしいやら面白いやら……これもまた、散歩中のちょっとした楽しみですね。
道端に潜む自然の物語
毎日の散歩の途中、何気ない風景の中にも小さな物語が隠れています。
立ち止まってじっくり眺めてみると、思いがけない発見がある。
それは、シニア世代にとって心を豊かにしてくれる大切な瞬間なのかもしれません。
👉 次に散歩するときは、足元の草や葉っぱにも目を向けてみませんか? きっとあなたにも小さな「自然のアート」が見つかりますよ。

