
こんにちは。シニアライフにエッセンスを届けたいいちごです。
「ふと昔のことを思い出すと、なんだかホッとする」——そんな経験、ありませんか?
幼い頃の思い出には、私たちの心をあたため、今を生きる力をくれる不思議な力があります。
実は最近、「子どもの頃の記憶が、シニアの心に良い影響を与える」と言われるようになってきました。今回はそんな“思い出の力”について、私自身の体験を交えてお話しします。
◆ 甘酸っぱくて、しょっぱくて、あたたかい
子どもの頃の記憶って、意外とよく覚えているものですね。
たとえば、夕暮れ時の台所で、母のお手伝いをしながらつまみ食いした漬け物の味。野山を駆け回って泥だらけになったズボン。お手伝いをサボって、こっぴどく叱られた日もありました。
中でも、好きな子にドキドキした思い出は、忘れられないものですね。
でも、どの場面にも、今思えば“心を育てる栄養”がたっぷりと詰まっていたんです。
◆ 野山は私たちの冒険ランドだった
放課後、ランドセルを玄関に投げ出して向かったのは、近くの野原や川。
虫取り網片手に、時には素手で、ドロだらけになりながら、夢中で遊びました。あの頃は、ゲームもスマホもなかったけれど、不思議と「退屈」という言葉を知らなかった気がします。
レンゲ畑で走り回った寝転んだり、叱られたけどやめられなかったものです。
自然の中で育まれた好奇心と感受性。それは今でも、私の心の奥で生き続けています。
孫たちにも味あわせたい体験のひとつです。
◆ 手伝いの“苦労”が、今の自分を育てた
ご飯の支度や買い物、掃除など、小さな頃からよく手伝いをしていました。
当時は面倒に感じていたことも、大人になった今思えば貴重な経験。親の苦労を知ることで思いやりが芽生え、自分の役割を果たす責任感も自然と身についていました。
子どもの頃の「頑張り」は、きっと今の“しなやかに生きる力”につながっているのだと思います。
◆ 思い出は、シニアの心に効く“栄養ドリンク”
年齢を重ねると、いろいろな不安や孤独が心をよぎることもあります。
でもそんなときこそ、子どもの頃の思い出が心のよりどころになるのです。
「あのときも大変だったけど、なんとか乗り越えたな」
「自分にも、ちゃんと頑張ってた時代があったんだな」——
そんな“過去の自分”が、そっと今の私を励ましてくれる。これこそが、記憶の力。まさに“心の栄養”です。
【あとがき】今こそ、思い出の扉を開いてみませんか?
思い出は、懐かしさと共に、心を癒し、生きる意欲を育ててくれる大切な宝物です。
最近ちょっと気持ちが沈みがち……そんなときは、昔のアルバムを開いてみたり、懐かしい歌を聴いてみたり。
心の奥の引き出しには、元気の素が眠っているかもしれませんよ。
——「子どもの頃の思い出」は、シニア世代にこそ必要な“心の栄養”なんです。
絵本作家:神戸るみ子著「「わたしが子どもだったころ~昭和30年前後の村の暮らし~」もよかったです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

