【思い出の田植え休み】家族でつないだ“絆”の時間

こんにちは。シニアライフにエッセンスを届けたいいちごです。

風に乗って、かえるの合唱がにぎやかに聞こえるこの季節——
ふと、あの「田植え休み」の日々が思い出されました。

昔はね、小学校に“田植え休み”なんていう特別なお休みがあったんですよ。
今の子どもたちに話すと、「えっ?何それ!」と目をまるくされます(笑)

■「田植え休み」は、農家の子の特権?

わが家は農家、友達も農家が多い。だから春の田植え時期になると、学校では「三日間のお休み」があって、家族総出で田植えをしていました。

だけどね、農家でないお友だちは、同じ三日間でも、ほんとの“お休み”。朝から晩まで自由時間です。そんな話を聞くと、ちょっぴりうらやましかったなぁ…。

でも、田植えのお手伝いには、その子にしか味わえない特別な記憶がいっぱい詰まっているんです。

■しるしの糸と、子どもサイズの苗

田んぼに張られた、しるし付きの長い糸。そのしるしの場所に苗を植えていくのが私たち子どもの役目でした。

大人たちは、しるし10珠(10株)くらいをさっと植えていきます。でも子どもはまだ手が小さくて、3~5珠が精いっぱい。何度も背伸びして、田んぼの泥に足を取られながらも、真剣に苗を植えたあの日の感覚、今でも足の裏が覚えています。

ぬかるみに足がハマって抜けなくなって笑ったこと。
「うまくできたね!」と母に頭をなでられて、うれしくてちょっと泣きそうになったこと。

■おやつタイムが、ごほうび時間♪

午後になると、田んぼのあぜ道でのおやつタイム。これは、子どもたちのお楽しみ時間でした♪

母が持ってきてくれた大きなやかんに入ったお茶と、ほかほかのおにぎり。甘くふかしたサツマイモをほおばりながら、家族がずらりと並んで、空を見上げて笑い合って。

土の匂い、汗のしずく、草の香りに混じって、「家族」っていいなぁと思えた時間でした。

■“やり遂げた”喜びが、今も胸に

手が泥だらけになっても、腰が痛くなっても、最後の一列を植え終えた時の達成感と充実感は忘れられません。

「よく頑張ったね」「助かったよ」とかけてもらったひと言は、今でも心の宝物。そんなほめられた体験が、私の中の自信の根っこになっている気がします。

高齢になった今も、兄弟が集まると必ず話題にのぼる「田植え休み」。
あのときの汗と笑いが、兄弟のきずなを育てる土台になっていたんですね。

■シニア世代にこそ思い出してほしい“あの時間”

この季節になると、毎年あの風景が、胸の中にやさしくよみがえります。

大人になって、親になって、そして今——
孫を見ながら、あのころの自分を重ねる時間が、なんとも言えずあたたかいのです。

懐かしい思い出には、今の自分を元気にしてくれる力があると、私は思います。
あなたにも、そんな思い出がありますか?

どうぞ、春の風にのせて、心の中の田んぼ道をそっと歩いてみてくださいね🌱

プロフィール
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いちご

元校長、今、“バリバリのシニア女子!”
人生は「一期一会」!
今は、校則も時間割もない毎日を満喫しながら、ブログに挑戦!
笑って転んでまた笑う。人生の通信簿に『ワクワク賞』がもらえたらうれしいな。
「シニアの日常に、ひと粒のワクワクを!」
モットーは、“老いても笑えば、日がまた昇る”。
どうぞよろしく!

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